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糖尿病網膜症に負けない!

2型糖尿病で糖尿病網膜症のある女性患者のブログです。

分かってくれない医師たち

 

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糖尿病患者を理解してくれない医師たち

 

 

糖尿病合併症は自業自得??

『糖尿病の不都合な真実』という、糖尿病の恐ろしさを伝える映画が製作されているそうです。2020年12月ごろに完成するようです。

 

camp-fire.jp

 

上のサイトを見ると「生活習慣病は自己責任、確かにそうかもしれません」「過去を後悔しながら今を必死に生きている人たちがいます」と書かれています。糖尿病が原因で脚を切断した方の動画と一緒に。

 

堀江貴文さんはこの映画に関して『「意識低い系」の人たちがそうなってしまって医療費がかさむ』『僕はホラー映画にしたい。目が見えないとか足が両方ともないとか、そういう人たちはいっぱいいるので(中略)多分みんな糖尿病の「末路」を見たことがないんじゃないかな』と語っていらっしゃいます。

私も糖尿病の3大合併症すべて持っていますので「糖尿病合併症の恐ろしさ」は誰よりも分かっているつもりですし、毎日怖いです。明日起きた時目が見えなくなっていたらどうしよう…と毎晩考えます。

でも、上の情報を読む限りでは「この方たちは糖尿病の怖さを知らなくて過去に暴飲暴食などを続けていた結果として糖尿病合併症になってしまいました、こうならないように気を付けましょうね」と受け取れませんか?

 

 

 

確かに、明らかに暴飲暴食が原因で糖尿病になり、診断後も医師や家族の忠告を無視して好きなだけ食べまくった結果…という方もいらっしゃいます。

しかし全員がそうでしょうか?日本では年間に3000名の方が糖尿病が原因で視力を失っているそうですけど、その方たちの目の前で「お前ら自業自得でそうなったんだろ!」と堂々と顔を出して言える人、いませんよね?

同じ糖尿病患者でも、まったく合併症がない方たちから「合併症になる奴は自業自得」みたいに見られることもあります。とても悲しいことです。

 

ひどいな~。糖尿病網膜症で苦しんでいる患者の気持ちも知らないで!

自分がそうなってみないと分からないんだろうけどね…

 

 

糖尿病合併症になりやすい人とそうでもない人がいます

世間一般では「真面目に糖尿病の治療をしていれば糖尿病合併症にはならない」と思われがちですけど、単純にそうとも言えないことが分かっています。

京都大学糖尿病・内分泌・栄養内科のサイトには「血糖コントロールがかなり良くても合併症が出現する不運なヒトや、その逆にコントロールが今ひとつでも案外進みにくいヒトなど、 合併症の進み方にはかなりの個人差があります」と書かれています。

頑張って血糖コントロールが良いのに糖尿病合併症になってしまった患者を「不運なヒト」という言葉で片付けられても困るんですけどねぇ…

 

www.xn--swq920ipfh.com

 

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しょうがないので自分で色々論文を読んだりしてみると、糖尿病腎症や糖尿病網膜症を発症・進行しやすい体質に遺伝子がかかわっていることなどが分かりました。

遺伝が関係していると分かったところで現代の医学ではまだその遺伝子をなんとかすることはできないですけど、「合併症のない人は頑張ったからだ、合併症になった人は真面目に治療しなかったせいだ」という偏見が少しでも減るのならいいかなと…

口では「糖尿病には遺伝も大きく関わっていますから」などと言いつつ、結局は「合併症は真面目に努力しなかったせいだ」と思っている先生、多いと思いますよ。

ある先生は「糖尿病になりやすい体質は遺伝するが、自堕落な生活をしなければ発症しません!」と断言していました。つまりその先生は自分の患者さんたちがみんな自堕落な生活をしていたと思っているわけです。

 

お医者さんが教えてくれないから自分で勉強するしかない

お医者さんのSNSやブログなどを拝見すると「糖尿病は怖い病気なのでバランスよく食べて運動しましょう」などと誰でも知ってそうな無難なことが書かれていることが多いです。

もちろん、その程度のことでも糖尿病が劇的に改善する方は多いです。元の生活がひどかった方ほど顕著な効果が出ます。

でも、そういう「ごく当たり前の方法」で良くならない患者はいったいどうしたらいいのでしょう?京都大学のサイトに書かれているように「不運なヒト」と片付けられてはたまりませんね!

 

www.xn--swq920ipfh.com

 

テレビの健康番組やお医者さんたちが教えてくれないからこそ、私たち患者は自分で時間をかけていろいろ勉強しなければいけないのです。

私たちは一般人なので、各種団体に忖度する必要がありません。今は論文などはけっこう自由に読むことができます。便利な時代になりました。

先生方は「A薬よりB薬のほうが良い」などということはよくご存じかもしれませんが、薬を使わずに改善する方法などはあまりご存じなかったりします。

主治医の言うとおりにして糖尿合併症が不可逆的な段階まで進行してしまった方もたくさん知っています。

別にお医者さんがダメだという事ではなく、お医者さんの言うとおりにしているだけでは不十分な場合もあるので自分でもちゃんと勉強しましょうねということです。

 

自分の大事な目や腎臓を守るためには、ただ病院へ行くだけでは不安だよニャー。

不安なことは主治医に相談しつつ、自分でも情報収集しないとね!

 

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