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漫画『ブラック・ジャック』では何度か目の手術が描かれていますが、「目の角膜という部分は移植できるが、眼球そのもの(目をまるごと)移植することが出来ない」という説明がありました。
『ブラック・ジャック』が書かれたのは1973年から1983年でけっこう昔ですが、2020年現在、目の移植はどこまで可能になったのでしょうか。
緑内障・糖尿病網膜症・網膜色素変性症などが後天的な失明原因の上位を占めますが、糖尿病患者は緑内障にもなりやすいそうですし、本当に心配ですよね💦
早い段階で目の異常に気が付いて治療を行えばいいのですが、中には自分が糖尿病だということに気づいておらず、視力に異常が出て眼科に行って初めて進行した糖尿病網膜症が分かる方もいらっしゃるそうです。
もし不幸にも視力を失ってしまった場合、たとえば眼球を丸ごと移植するとかそれに近い方法で再び視力を取り戻すことは可能なのでしょうか??
黒目の表面を覆う「角膜」をiPS細胞(体のいろいろな組織になれる能力を持った細胞)で作って移植するという手術は成功しているそうです。
しかし「他の人の眼球を丸ごと移植して以前のように視力を取り戻す」ことは残念ながら現段階ではまだできないそうです…
また新たな人工網膜の研究が進められており、マウスやサルで視力を取り戻す効果が確認されたようですが、動物実験では正確な視力検査は難しい!?みたいなので、人間の場合はどこまで見えるようになるかが気になりますね!
中学生の時、なんとなく「クローン技術で自分の臓器のコピーを作って移植とかすればいいんじゃないのかなぁ、拒否反応もないだろうし」と考えたことがありました。
でも実際は倫理的な問題や技術的な問題などから、眼球のスペアを作って丸ごと取り換えるようなことはまだまだ実現できないのでしょうね💦
糖尿病網膜症が原因で失われた視力を完全に戻すのはまだ難しいんだね。
そうみたい…でもいつか可能になるでしょうね。
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